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日本に来てる外国人実習生の自殺について思う。 [日本本帰国?]

帰国して1年数か月経ち、かなり普通の日本人になった。
ニセ日本人、日本人の皮をかぶった外国人、みたいな違和感を覚えることももはやない。
日本語で話すのが当たり前になってきたし、
それに伴って、英語で夢を見ることもなくなった。
帰国してすぐのころは、日本に来日している外国人のほうに
シンパシーを感じていたので、外国人がたくさんいる町にいって、
多様なバックグラウンドを感じさせる人々に囲まれていると安心した。
秋葉原とか、新宿、渋谷とか。
とくに成田から東京に向かう電車の中で、勝手がわからずに不安そうにしている
東南アジア人を見ると、同胞がいる、というような心強い気持ちになったことを思い出す。
成田空港のコンビニのレジで日本語で会計されただけで、
日本人として識別された!日本人扱いされた!とドギマギした日も最早遠い。
まあむしろ最近なんて、東京のコンビニでレジの人が日本人である確率のほうが低い。
しかも昔は、ほぼ中国人だったのに、いまや南アジア系の人や中東系の人も多い。
そして昔はコンビニ定員の日本語力は低くても当たり前だったけど、もはやぺらぺらの人ばかり。
思えば遠くに来たもんだって感じだなあ。
さて、そんな風に「異国で暮らした経験を持つもの」として、
日本で暮らす外国人へのシンパシーというのは、強くなった。
よって、この記事を読むと、とても胸が苦しくなった。
「低賃金や長時間労働が問題になっている外国人技能実習生について、2015~17年の3年間に69人が
死亡していたことがわかった。うち12人が実習中の事故によるもので、6人が自殺し、殺害された人も4人いた。」
まず殺害についてだけど、ほかの実習生に殺されたケースも2件あると。
それを読むと、たぶん劣悪な労働環境で余裕がないなかで、なんとか優位を保とうとして、
奪ったりいじめたりが発生したのではないか、と思ってしまう。。
そして自殺者の多さ。
タイでも外国人の自殺はよく報道されてた。
騙されて一文無しになり、何も信じられなくなり、希望も先立つものもなくなり・・というケースが多いのかな。
とにかく、異国にやってきた人は、そこに何かしらの希望を抱いてやってきたはずだが、それが絶望に変わった
ことが原因なんじゃないかと思う。
で、日本における外国人技能実習生もそうだと思うよね。
もちろん聞かされていたのと違う劣悪な労働環境に参ってしまうというのもあるけど、
ようするに希望が絶望に変わったからだろう。
日本において、外国人技能実習生が5年間で2万6000人も失踪しているという異常事態。
でも逃げてー!!と思うよね。
自殺するくらいなら逃げて!と。
こんなに逃げまくってるのに、自殺してしまった人は、物理的にも情報的にも隔離されているような、どうにも逃げられない
ような超劣悪な環境にいたのかもしれないし、まじめすぎて逃げる発想がなかったのかもしれない。
しかしやっぱり持つべきものは情報だよな。
実際のところはわからないにせよ、やはり「みんな逃げてるぜ。こうやれば逃げられるぜ」という
情報が、彼らのもとに届いていれば、逃げられたんじゃないかなと考えてしまう。
これは外国人実習生に限らず、自分がもう死ぬしかないと思ってしまうような状況に追い込まれた時
のことを想像する。
やっぱり情報を探しまくることが大事だな、と。
自分で探してダメなら、とにかく、いろいろな人に聞きまくり、あたりまくる。
当然、情報持っていない人、冷たくあしらう人も多くいて、「そんなん無理じゃない?
諦めるしかないんじゃない?」的なことを言われて、絶望を深くする可能性もあるけど、
そこで諦めてはいけないんだ。
人を変え、手段を変え、そうやっていけば、思わぬ情報に出くわすことがあるだろう。
というのも、今年わたしは色々と転職活動をしてみて、自分の可能性を探ってみたんだけど、
自分で決めつけて、いやいや無理だろうな―、、難しいだろうなー、と思っていたことが、
意外と手の届くところにあった!!!ということがたくさんあった。
自分の限界を決めつけて、自分で「もうこれしか道がない・・」「だからこのあたりで我慢するしかないんだ・・」と
思い込んでいたことの愚かしさよ。
もちろんそうなんだ、たとえば、やっぱり「うーん、もうこの年からじゃ無理じゃない?」
というようなことは、確かに常識的にいえば、「まあ難しいよね。身の程知れよ」って他人からも判断され
がちだったりするんだけど、それはただ単に可能性が高くはないってだけで、「可能性はある」んだよね。
だから、その人が本気で飛び込み営業するくらいの気持ちで、アタックしていけば、50件訪問したら
1件や2件は「いいよ、ありだよ」って言ってくれるんだよ。
30件が「おお、ウェルカム」って言ってくれる話じゃない。っっていう、ただのそういう話なんだよね。
20件訪ねて0件だから、「無理だ」っていうこともできるけど、実は30件訪ねたら1件はOKしてくれたりっていう。
もちろん効率的じゃないから、「そこまでするならいいや」と思う人もいるだろうけど、
本当にやりたいこと、それが夢だとしたら、「そこまでしたってやりたい」よね。
だいたい、本気で好きなことだったら、そこまでの過程も楽しいしね。
と、思いました。
やっぱり私は、無難におさまるだけじゃ、幸せになれないタイプだから、そうやって生きていこうと思った。
すでに無難なルートをはみだしてるしね!
それはね、前も思ったよね。
別に金持ちでもなく、特に取り柄があるわけでもないじいさん70歳が、出会い系サイトで
何十人と断られたあげく、最終帝に結婚相手を見つけて結婚して、ものすごく幸せそうにしている
おじいさんを見た時にね。
ということを考えた今日でした。


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