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日本人は水と安全はタダだと思っている。 [日本人について思うこと]

「日本人は水と安全はタダだと思っている。」というのは『日本人とユダヤ人』(1970年)の中に登場する言葉らしい。


おそらくユダヤ人という設定(でも著者は実は山本七平という日本人)の人の発言という位置づけなんだろう。


『日本人とユダヤ人』は、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞し単行本・文庫本の合計で300万部を超える大ベストセラーになったんだってさ。


ということで、ある年代以上の人には有名な言葉らしいんだけど、私は初めて聞いた気がする。


というか聞いたことがあってもとりわけ珍しいとか目新しい響きではないとして、流していたのかもしれない。


 


が、今海外生活を幾年か経験してみると、日本のすばらしさを的確に表現できてるし、こういうところがビジネスチャンスになってくるんだよな、と思う。


つまりその国にとってすばらしい点ほど、その国では豊富にありすぎたり、トラディショナルすぎたりと当たり前すぎて、価値として認識されてないことはよくある気がする。


 


実際、安全については、まあそんなに危険なところに住んだ経験があるわけではないので、そこまで身に染みてはないんだが、とはいえ「安全=信頼性」に置き換えると、すごくよくわかる。


警察、消防、法律などが機能してる度合いは日本は確実に、タイやベトナムより高いと思う。


 


タイやベトナムで、交通事故に巻き込まれたりしてみなさいよ。


大企業の駐在員だったら話は違うかもしれないけど、ただのお金持ってなさそうな長期滞在者だったりした場合。


タイだったら、タオ島とかプーケットとかで死んだ外国人がよく自殺で処理されて遺族が事件性があるんじゃないか?ちゃんと調べろ!と抗議してたりするけど、そんな感じで、もし加害者が金持ちだったりした日には警察なんてころっと金で買われて、真実は闇に葬られるでしょうよ。


ベトナムはよくわからないけど、救急車が渋滞に巻き込まれてにっちもさっちも行かなくなってるのはしょっちゅう見かける。


よって、恐ろしいねえ、と思う。


 


水もね、タイもベトナムも比較的水に恵まれているし、飲料水も安いのだが、毎日湯舟につかってざあざあと水を使えるような国というのは限られているということは、いろんな国に行って改めて身に染みたよね。


だいたい、シャワーのお湯の出が、そもそもそんなによくない地域も多いし。


とはいえ50年前に出版された本の言葉であって、現代日本に当てはまるのかといったらそうでもなくなってきている。


水は水道水を飲む時代ではなくなり、湯だって、電気代を考えて毎日はちょっと、、という節約家庭の話も大人になってむしろよく聞く。


まあでも元来我々の国って、水が豊富で安全な国だったんだ、と思うと、いい国じゃないか、と思ったのでした。


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