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2018年の上海を訪れて、中国人の印象が変わる。 [中国人について思うこと]

中国人観光客はタイで嫌われている。
主な原因は固定価格のサービスを値切り倒そうとしたりするからだ。
あとは超大型団体でやってくることもあり、多勢に無勢で態度がでかくなる。
自分たちだけが王様みたいな態度になってしまうのだろうか。
まず声が大きく、さらに道を占領しどかず、ゴミを捨てまくる。
中国人観光客が去ったあとは、嵐の後のような感じになる。
私なんかもその印象はわかる。
そこのけ、其処退け、で弾き飛ばされることもよくあるし、とにかく声がでかいので喧嘩をしてるのかと思うくらいにうるさい。
が、いざ上海に来てみたらどうでしょう。
覚悟して来たけど。
意外と普通だった。
私はこれが初の中国への旅行である。
台湾やシンガポール、香港はいったことがあったけど。。。
さて上海は意外に普通の都会である。
普通というか、圧倒されるくらいの大都会である。
世界三本の指とかに入ってもおかしくないくらいの。
で、普通というのは、中国人も、黙って並ぶし、電車の中では意外と静かにしているということ。
うわっと思ったこともある。
一度、銀座的なメインストリートで、子どもを抱きかかえて、ゴミ箱の上におしっこさせてるのをみたときはゲッと思ったけど。。
まあその一度だけである。
あ、あとはドミトリーをめちゃくちゃ散らかして去っていった人がいたけど、それもその人一人だけで、他の人は自分で片付けていた。
さぞかし街の中がゴミだらけなのではないかと思いきや、意外ときれいだし。
それは観光ストレートだけなのでは?と思ったけど、そうでもない。
道を一本、二本外れてみてもそうだった。
しかも中国人といえば、ちょっとダサいイメージがあったけど、上海にいると別に気にならない。
もちろん日本人よりファッショナブルとも言わないけど、日本人よりとりわけダサいのかというと、そんなとりわけていうほどのこともない。
中国人にはまだあまりコンタクトレンズが普及していないこともあり、眼鏡っ娘が多い。
それから化粧っ気がない。
だからちょっと地味で素朴には見えるけど、顔だちそのものは正直日本人よりきれいなんじゃないかと思うくらい。
卵型の整った輪郭に、きれいな目鼻立ちの人が結構多い。
目も細い人は意外と少なく、二重の人も多いし、王さんみたいな人相のいいイケメンも多い。
美的感覚は中国にいるうちに感化されるようで、だんだんすっぴん美人が美しいと感じられるようになってくる。
そうなると最初は化粧をしている自分の方がましに見えていたのが、自分の骨格の方が鼻が潰れ頬骨がはり、野性的に見えてくる。
でもそうだ、私の顔は割と縄文系。
東南アジアの特徴が入っているのである。
それに比べると、上海の多くの人は弥生系のつるっとした顔立ち。
そうだよなあ、日本人は中国や朝鮮といった東アジアの人々と、ポリネシア系?の東南アジアに起源を持つ人たちとの混血なんだよなあ、考えてみたら、、、なんて思いいたる。
まあでも中国も広いから、田舎から出て来たのかな?っていう感じの人はやっぱり無骨な顔立ちの人も結構いる。
結局のところ、私の顔は中国人からしたら、ぜんぜん中国人で、顔は同じと言ってしまって良い。
だからか、意外と馴染んでしまった。
治安もいい。
外国人として悪い人の標的にされないせいもあるかもしれない。
システムも結構日本の真似をしているからなのだろうか、違和感がない。
安心して居眠りできるくらいの心持ちにすぐ慣れてしまった。
というわけで、あのうるさい中国人観光客はなんなのかといったら、、、レアな海外旅行、家族旅行に、テンションが上がってしまっている上の暴挙というのもあるのではないかと思ったりする。
だいたい今タイやらに押し寄せている人々は、別にお金持ちでもない庶民だと思われる。
上海は物価も高く、生活水準も結構高いので、団体ツアーで押し寄せて値切りまくるようなのは庶民だと思う。
まあ、もちろん貧富の差は激しそうだから、貧しい層ではないにしろ。。
日本より発展してたらどうしよう?と思ったけど、、、まあそこまでではないにしても、そんなことないともいえないレベルの発展具合である。
正直、地下鉄や鉄道なんかはタイよりもずっと危なげなく稼働している。
だいたいタイに新幹線ないもんね。。。
そう、、、正直タイより発展してたのは、なんか認識していなかったが、タイよりは発展度は上だった。。
中国といえば、殺人エスカレータがニュースになっていたし、そういう印象だったけど、そんな危ない感じは全然なかった。
とはいえ、もちろんそういう側面もあるのだろう。
だが、こと上海に数日滞在した限り、そういうシステムトラブル的なものがしょっちゅう起きている影は微塵もなかった。
それを言ったら、タイはしょっちゅう起きている。
ただ意外だったのは、バンコクの方が国際度が高いこと。
もちろん、上海の全てをみたわけではないので、上海は外国人居住生活エリアと観光エリアがすごく別れているという可能性も否めないけど、、、外国人がよく出没するというエリアにいってみても、中国人がメインだし、観光客も、外国人観光客はいることはいるけど、やっぱり中国人がダントツメイン。
そして英語が通じない、あんまり。
結構びっくりするほど通じない。
なので、より国際都市かと思っていたけど、その点はバンコクの方がずっと上だった。
しかし上海のすごいところは、歴史的建造物が腐るほどあることだ。
古い素敵な洋館がゴマンとあり、中国の歴史的建造物もゴマンと現存している。
そしてまた、ユニークなビルもゴマンとある。
建造物という意味では本当に魅力的な街で、日本やタイはその点は完敗のように感じた。
だがしかし、、、買い物がつまらない。
何食べても美味いけど、、、、服とか日本より若干高く、日本より若干ダサいとなれば、買うメリットがない。
またセンスもすごく世界標準なので、オリジナルの素敵さというのも特にないし、中華的なオリジナルなものは特別惹かれない。
その点は、タイや日本の方がずっと可愛いもの、素敵なもの、買いたくなる服や小物が多いように思う。
もう中国は安かろう悪かろうの時代じゃないんだなあ。
ちょっと残念。
だからこそ安心して旅をできたのかもしれないけど、もはやなんでもありの中国、というよりも、洗練された大都会としての中国しか見ることができなかった気がする今回の上海訪問。
まあね、上海ですからね。
中国は広い。
他の都市へ行けば、または田舎へ行けば、全然違う中国の側面を見ることができるんだろう。
バンコクには、国際経験豊かな人が多いから、いろんなところをおとづれたことがある人がいるが、その人いわく北朝鮮よりも中国の方がずっと残虐非道でやばい、と言っている人がいた。
死刑も中国のオフィシャルの発表で年間数千人ですよ、いくら人口の多い中国といったって。。。
まあでも中国初心者の私としては、一番難易度低いところからいい突破口ができた気がする。
中国、バカにできない本当に。
さすが4000年の歴史。
私たち日本は、古くから中国の影響を受けてきているわけであり、東アジアの人間として誇らしくもある。

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