あなたの微笑みに、幸福が吸い寄せられますように。 [インドネシア]
最近バリに行く機会が多いので、バリのブラックマジックについて考えてみた。
ブラックマジックについては、いろんな人が噂を書いているけど、もちろん大方の日本人の見解に大差はない。
大差のない見解だからこそ、いかに有意義に素敵に面白くそれを描けるかに、文章や話の上手い下手、ひいてはウィット、センス、人間性が出てくるものだよね〜。
http://www.1101.com/darling_column/2005-08-29.html
ほぼ日は、一時期広告の仕事をしていた頃は熱心に読んでいたけど、最近ご無沙汰だったのだが、バリのブラックマジックで検索していたら引っかかったので、読んでみた。
この文章、ちょっと長いし、前半はあまりイケてない見解だし文章だなと思いながら読んでいたのだが、後半の巻き返しで、さすが糸井重里!と思った。
2005年のふっるい文章なんだけどね。
「それはダメだ」という無数の忠告を聞くよりも、「これはいいぞ」という
たったひとつのヒントをもらうほうが、
人は能力を発揮できるものであるらしい。
あなたの微笑みに、
幸福が吸い寄せられますように。
さすが広告家である。
力のある文を書ける人なんだよねー。
どんな忠告や慰めよりも、たった一句の素敵なおまじないのほうが効力がある時もあろう。
タイとインドネシアの比較2 ー旅行者目線 [インドネシア]
旅行者目線で見るような、あっさいところなんだど、感じた点。
1)マットレスと枕はインドネシアのほうがいい!!
インドネシアでは、低反発マットレスが普及してて、薄いんだけど、寝心地ばつぐんで、なかなか起きられないくらい。
枕もちょうどよい高さで心地よい。
その点、タイは、分厚い豪華な感じのベッドマットなのだが、ふかふか体が大きく沈み過ぎて、わたし的には寝心地が悪い。
枕も同様で、ふかふかしていてやたら高さが高いため、どうも首にあわない。
よってベッドの寝心地は圧倒的にインドネシアです。
2) オープンエアでも過ごしやすいのはインドネシア!
タイはなんだかんだいって湿度が高いです。よって、オープンエアの飲食店はたくさんありますが、フィリピンやインドネシアのうように日差しさえ遮られていれば心地よい・・ということもなく、場所によってはやっぱりエアコンが恋しい!ということになります。
いっぽうインドネシアは、日差しは強いものの、湿度はそれほど高くないため、日差しさえ遮ってしまえば、オープンエアの楓も心地よく過ごせるし、エアコンのないファンルームでも十分快適に眠ることができます。
朝晩、より温度が下がるのもインドネシアのようです。
※とはいえ、インドネシアも広いので、地域によるかもしれません。タイも、北部のほう、チェンマイなどだと冬は寒いときくので、バンコクあたりとバリ島あたりの違いと思っていただいたほうがよろしいかも。。
3) タイ人はやっぱり優しい!!
タイに暮らしていると、タイ人の親切さに慣れてしまい、こんなもんだったかな、という気になっていましたが、やっぱり他の国に比べたらタイ人は一般的にとても親切で優しい振る舞いが身についていますね。
そう思ったのはインドネシアに来てから、インドネシアでは基本荷物運びを親切心で手伝ってあげる、ということは
そんなにはないようです。
運んだらチップをもらう、チップを請求する気がないなら運ばない、という感じなのだと思います。
タイだと、ちょっとでも重そうだったりしたら、率先して誰かが運んでくれようとします。
特に相手が老人だったりしたら、誰かがさっと手をさし延べます。
そういうところ、タイは素晴らしい。
でもインドネシアでは、そうでもなさそう。
4)センスがいいのはインドネシアかな。
タイでも旅行者が多いような観光地は、旅行者受けするようなデザインのリゾート風ワンピースやタンクトップなどが売っています。
しかしながら、バリ、とくにウブドでそれを着るとあれ?ダサい!?という気がする。
売っている服の値段はそんなに変わりませんが、 ウブドのほうがより洗練された服が売っているようです。
まあちょっとした差でしかないし、どちらにも探せばいいものがあり、ダサいものも売っているので、大差ないともいえるのだけども。
タイ人のセンスがかなりタイ風なのと比較すると、インドネシア人のセンスのほうがわかりやすいかもしれません。
インドネシア人は自分の黒い肌のセクシーさをわかっていて売りにしている人が多いけど、タイ人ではかなり少ないものね。
タイ人は自分の良さを生かさず、色白を過剰に目指しているところがあって、そういうところはイケてないと思う。
インドネシア人もなんだかんだで色白が好きみたいとはいうけど、そこまでじゃないと思う。
だからか、私もこちらにきてからは、タイにいるときほど、日焼けを気にしなくなっている気がする。
考えてみたら、よく私は「タイもバリとかを見習って、もっとタイを強調したカフェをたくさん作ればいいのに」と思ってたんだよね。
タイでのオシャレカフェというと、日本風や欧米風の追随が多いので。
バリはその点、バリ建築やバリ風がそのままで素敵なカフェがたくさん。
ただタイ人には「グレンジャイ」という遠慮するという心を持っていて、けっこうシャイな人も多い。
よってはにかみ笑顔がかわいかったりするんだけど、そういう魅力はインドネシアではそんなに感じませんな。
まあ女性が綺麗なのは圧倒的にタイなんだろうけど、整形&厚化粧&欧米とのハーフとかがタイの芸能界での美人顔という感じなので、面白くないというか、あまり私の好みじゃない。
タイ男性芸能人で人気があるのも、韓国人俳優みたいな感じとか、やっぱり欧米とのハーフとかなので、まあかっこいいにしても、日本人からすると、そんなにタイ独自の顔って感じじゃないんだよねえ。
そういう意味ではインドネシアのほうがより色黒で、アジア風味だけじゃなくて、ポリネシア風味が入ってきていて、日本人にはない要素が多くなるので、新鮮なのかもしれませんね。
インドネシア人とフィリピン人はよく似てるけど、フィリピン人のほうがより小柄な気がします。
5)お菓子が美味しいのはインドネシア!
タイはコンビニで売っているようなお菓子がいまひとつ美味しくないのに比べて、インドネシアは甘いお菓子からしょっぱいお菓子までだいたいが美味しいので、びっくりしています。
6)暮らしやすいのはタイ!
と、インドネシアをけっこう褒めながらも、やっぱりタイって暮らしやすい国なんだなあというのがなんとなくわかってきた気がします。
とくに物価でしょうか。
インドネシアは物価がかなり急騰しているのに、仕事はかなり限られているっぽい。
まあでも暮らしやすさの比較を語れるほど、まだインドネシアを知りませんがね。
あとはちょっとしたこと。
例えばどちらも南国で果物王国だと思うけど、タイでは果物がすごく気軽に買える。
ちょうど一食分くらいの量をささっとカットしてビニール袋にいれて、刺して食べられるように長い楊枝的なスティックと一緒に渡してくれるでの、すごく食べやすい。
そしてそんな果物屋台がどこにでも出張してきていて、値段も15バーツとか20バーツとかなので、さくと買える。
でもこっちではそういう気の利いたものを街中で見かけないんだよねえ。
港で、果物を売りに来てたおばちゃんから買ったけど、プラスティックパックにいれてあって楊枝とかもついてないので、素手で食べないといけない→不衛生な上に手がベタベタになる→ゴミも増える みたいな。
まあ、ただ単にタイ生活に慣れちゃっただけかもしれないけどw
バリ人とお供え物作り [インドネシア]
いま、バリ、ウブドのロスメンに滞在しているので、なんとなく家族の様子が目耳に入ってくる。
バリ嫁さんのブログを読んでいたら、お供え物を作って、お供えするのは女の人の役割らしいと知ったのだけど、なるほどホテルや家の庭にある祭壇に、毎日、正装した女性がお供え物を運んできてお供えしている。
外国人妻は、「お供え物の作りかたも知らなくて困っちゃうのよ〜」というところらしく、うわー大変!と思った。
そしてこのお供え物、お供えされた3分後には鳥がやってきて食べるわけです。
そして風が吹いたり、犬が踏みつけたりして、30分後にはなんかもうきちゃない感じになるわけです。
さらにここは緑もお花も豊かな美しい楽園ですけど、そのぶん枯れかかった花だの葉っぱだのが、常時上から降ってくる。
というわけで、朝、掃き掃除がされて、美しくなった庭に、3時間後にはもう、葉だの花だの、ぐちゃぐちゃになったお供え物だのが散乱して、あっという間に乱雑な感じになるわけです。
よってまた掃き掃除。
一日一度じゃ全然済まないわけです。
でもそうやって手をかけられている庭は、豪華じゃなくてもとても贅沢で素敵な空間になるわけで。
しかし日本人からすると、大変だなー、、である。
宗教行事とメンテナンス、日々の繰り返しに追われるよね、と。
こんなんで発展的、生産的な活動に従事できる時間は生まれるのかしら?と。
まあ日本だって、おばあちゃんの家はお仏壇にお供え物とか毎日していたし、お線香とかあげてたんだっけねえ、と考えるとそこまで違わないのかもしれないけど、そういったことも、祖父母が亡くなってからというもの、もう20年もしてないから、なんだか不思議です。
まあそれを言い出したらバリヒンズーどころか、敬虔なイスラム教徒は一日に5回もお祈りして、しかも一回いっかいが結構長かったりするわけだから、宗教に自分の時間をたくさん注ぐ生活というのは、人間としてそう珍しくないのだろうな。
とはいえ、意外とよく働いているように感じました、インドネシア人。
バス停で客引きしてたおじさんが実はロスメンのオーナーで、ロスメンの電気関係もチェックしつつ、今からケチャダンスですね!みたいな。
あ!さっき警備員の制服きてたお兄さんも、今はダンスの衣装ですね!そして、あ、ロスメンの仕事も手伝ってるんですね。
さらにロスメンのお掃除をしてくれたお姉さんが、あれ?今度は雑貨屋で店番してる!?
あ、ロスメン一家は雑貨屋も経営してるのね、みたいな。
しかし割合しっかりしたお宅にお世話になっているんだろうな。
みんなしっかりしてて頼もしいです。