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人間ベルトコンベアー!! [日本人について思うこと]

今日本に帰国してきており、今日は運転免許の更新に行ってきました。
いやぁー、日本の真骨頂を見た気がする。
なんてシステマティック!
なんてスムーズ!!
なんて合理的!

この人間ベルトコンベアシステムを構築して運用してるほうも凄いけど、協力的に自らスムーズに流されていく客というか日本人すげーと思いました。

我々はスムーズに物事を進ませるために自我を殺して無になることを会得している民族であるとつくづく思いました。

満員電車だってそうだ。
電車が遅延している。
でもあと15分で動くと言っている。
待つしかない。
そうなったらホームで並んで粛々と待つ。
できる限り大人数が乗り込めるように、貨物になって、感覚をシャットダウンして電車に押し込まれる。

この感覚と似たものを免許センターでも感じて、なんかすげーと思った。
よくも悪くも。

絶対に欧米人にもタイ人にも無理じゃね?と思った。
あちこちでマイペース行動や自己主張行動が蔓延して、こんなにうまく流れないんじゃね?と思った。

いやぁホントに車の生産管理方法なんだっけ?ホンダだかトヨタだかのなんとか式。
あれ思い出したもん。

すべての持ち場の職員が迷い子を出さないように、更新者の手持ちの表をきちっと事前に確認して、事後にも確認する。

迷い用がないように。。

これは凄いけど、たぶん日本にいたら「免許更新、時間かかるし疲れたわ~」という感想しか持たなかったと思うんだけど、タイ帰りの私は、日本においてはこのようにシステムの一部として粛々と自我を殺しベルトコンベアを流れていくことを日常的に耐えていかなくてはいけないのだと思い知った。

日本で暮らすとはそういうことで、いつの間にかそのことが当たり前になり、如何にベルトコンベアをスムーズにうまく流れられるかが、自らが優秀であるか、ということになっていくのだ。
先読み力、空気読み力、、、そういうことが能力として叫ばれがちなのも納得。

つまり的確で優秀な歯車であることこそが求められる生活。。

もちろん生活の100%ではないだろう。
でもそういうことが生活の中に締める率がタイにいるよりずっと高いんだっけね。。

なんか息苦しいかも。
なあんて、思っちゃった。

まあ無いものねだりだね。
同じだけの手続きをやろうとしたら、日本なら1時間半で済むことだけど、タイなら5時間かかってる可能性高し。
それでもっと合理的にやれないの?と、へなへなーってなってるかもだからね(笑)

人間はぜいたくだ。

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