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小林麻央さんが亡くなってブログの強さを思う。 [日本人について思うこと]

小林麻央さんが亡くなったそうですね。


日本のテレビを見る習慣も、日本のニュースを毎日チェックする習慣もないので、これを知ったのは数日経ってから、日本人の友人に聞きました。


こういうニュースについて感想を言えたりするのは、同国人ならではですね。


異国にいても、同国人をもち、雑談の時間を持てるというのは幸せなことだと思います。


異国で、同国人だけでかたまるのもどうかと思うけど、同国人の友達は大切ですね。


些細なことだけど、他の国の人にはわかってもらえないことを吐き出したり、共有できたりするということはありがたいことです。


タイ人はじめ外国人の友達に、「麻央ちゃんが亡くなった」と言ったとしても「だれ?ふーん」だろうし。


つい最近までブログを更新していたはず・・と思って見にいくと6/20まで更新されていた。


つまり1週間前まで、彼女の存在は確かにそこにあったわけで。


そして死を間近に控えた人の生きる喜びの表現というのが、とても瑞々しくて、涙腺にくるものがあります。


聞いたことがあります。


死を間近に控えてみて初めて、世の中の美しさを新鮮に感じることがあると。


彼女のブログにはまさにそれが感じられる。


母親が毎朝絞ってくれるオレンジジュースの美味しさ。


久しぶりに感じた外の太陽の熱と眩しさ。


お風呂を楽しみにし、蚊を恐れ、子供たちとの触れ合いを楽しむ。


ブログっていいものだなーと思いました。


日記もSNSもそれはそれで使い勝手があるんだけど、一日の中で一番ハッとしたことをオフィシャルに発信していくという彼女のスタイル、個人的過ぎず、とても良かったなと思いました。


もちろん末期ガン闘病中ともなれば、苦しみや痛みに支配されている時間の方が多いはずで、側にいて見ている人が辛くなるほどだというので、そちらの方が真実の姿かもしれないけれど、そういう時間が大半を占めたとしても、まだまだ感じたり考えたり、人とコミュニケーションをとって、愛を伝えあったり、生きていることを楽しむ時間がある、それを発信できたことが大きい。


子ども達が大きくなっていく過程で、お母さんを思い出して読むにも適しているし、これがあることで母親が恋しい時に支えにもなるでしょうね。


と感じました。


あとはニュースを読んで、海老蔵が「息を引き取る瞬間、私を見ていた。愛していると言って、そのひとことを言って、本当にそれで旅立ちました」と言っていて、なんて幸せな夫婦だったんだろうなと思いました。


あんな失言大王みたいな海老蔵を愛せる能力ってすごいなーとか思っちゃうけど、人は皆不完全なもの。


不完全さを厭わず、愛し愛される能力・・・大切ですよね。


ガンで死ぬというのは、苦しむ期間を経て死ぬので突然死よりも辛い部分もあるけど、最期にゆっくり家族と過ごすことができて、そして愛する人を見つめながら、しかも愛を伝えて死ねるってとても幸せな死でもあるなーと勝手ながら思いました。



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