バンコクの闇、タイの闇。 [バンコクで働く!]
バンコクで鳴らされている警鐘に、日本人を狙った日本人による犯罪というものがある。
バンコクだけでなく、インドネシア、バリとか、まあ現地ビギナーが気軽にビジネスを始めようとするような土地にはどうしたって、その隙をつく悪い人は現れるのだろう。
しかし最近、目の当たりにしてしまった。
人の弱いところに漬け込んで、ハイエナのように群がる・・・
そういう存在を。
オレオレ詐欺と一緒である。
または訪問販売で騙されやすく断れないためにすぐに購入してしまう人の闇リストが悪徳訪問業者の間で出回っていて、そういう人の元には、次から次へと新手が訪ねてくるというけれど、それと同じ理屈である。
貧困地域には、犯罪の蔓延や薬物依存など、負のループが生まれやすい、そういうのとも同じだろう。
セイフティネットだって、ある程度頭がしっかりしていて、気力もある、、というある程度まだ余裕がある状態でなければ、辿り着けないもの。
それでもまだ日本に生きていれば守られていると言えるだろう。
そして更に「常識的な親」「親が用意してくれた、いい環境」「ある程度のお金」に守られて私は生きてきたんだなーとつくづく感じる。
あまりに守られすぎるのも、世間知らずの過保護の箱入り・・ということでよろしくないとは思うけど、やっぱり適度に守ってもらってきたということは、なんとありがたかったことなのだろう。
そして、もし日本で敷かれたレールから外れずに生きてきたら、そのことに気づかなかっただろう。
私は今、レールから外れて生きているから、転落の可能性はあると思う。
今まで、三重、四重に設けられていたセイフティネットは、もはや一重程度だと思う。
それでも、やっぱり育ちのおかげで「まっとうな感覚」というものはそうそう揺るがないと思う。
もちろんタイナイズされた部分もあるとは思うけど、根本的な倫理観とか、「これはおかしいだろ?」と勘付く感覚とか。
それって、私が日本や親から頂いた財産なんだろうなーと、ふと思いましたとさ。
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