ホーチミンから日本に一時帰国中に思ったこと。 [日本一時帰国]
もういくつ寝ると、お正月~♪
という感じで、楽しみにしていた日本一時帰国。
本当は気分転換が必要だ!と思った10月前半に、今こそ一時帰国カード切るとき!!!と
いう感じで即帰りたかったのだ。
vietjetが成田ーホーチミン間就航、しかも激安、というのもきっかけになった。
安いときだと片道9000円台。2万円以内で往復できる。
すごい安さ。
バンコクー成田が28000円くらいで往復できるので、安いもんだよなと思ったが、それ以下。
さて、しかしうかうかしていたら直近が値上がりしてしまったので、少しずらして、「今こそ」を少し我慢してからの10月終わりの帰国。
まあそれでも25000円往復だしね、そのぶん、じっくり何を日本帰国で仕入れてくるべきかじっくり考えて帰国できたからままいいんだけどね!
しかも、ベトナムにもあと数か月しかいる気はないので荷物を増やしたくないので、帰りは手荷物のみ。
持ち帰れるものはそうそう多くない。
だが、この判断は誤ったかも!
というのも、vietjet、かなりの厳しさで手荷物7kg制限のチェックをかけてくる。
まずカウンターでチェックイン時に計量。
さらに搭乗時にも計量。
ちなみに私の荷物は6.8㎏。
見た目的にも、それほどデカデカしいわけではないが、少しでも7kgオーバーの可能性がありそうなら計量!
という徹底ぶりはまるで守銭奴。
昔、献血で、50kg以上しかできない成分献血をやろうとしたところ、受付の凄腕係員が、私を一瞥して、体重計に乗せられた時のあの厳密さを思い出すわ(ちなみにその時は49kg台で50kgに満たず、成分献血は却下されたのだった)。
そんなわけで、1㎏弱のPC以外は、ほとんどスカスカでたいしたものが入っていないはずの行きの手荷物ですらその塩梅では、色々持ち帰りたい私としてはかなりのピンチ。
アドオン20㎏で1350円とか(270000VND)なんだから、つけとけばよかったかな。
いま、後付けでつけようとすると15kgで2000-2500円くらいなので、ちょっと躊躇してしまった。
2000円でいろいろと、食べ物から何から好きなものを持って帰れるなら安いもんのようにも思うけど、あと数か月ですからねー。
で、もうすっごくるんるんでテンション上がりながら帰ってきたんだけど、2日で慣れるね。
最初の日は、8か月ぶりの日本で、コンビニでのスイカの使い方も忘れ、チャージの仕方も忘れ、日本語で駅員さんや店員さんと会話することにもビビり、、、あー日本の空気を胸いっぱい吸い込もう!!と思うし、キオスクとかマツモトキヨシとか、コンビニとか、日本の美味しいお菓子がいっぱい売ってる、品ぞろえ豊かな店を目にして感激し、綺麗な公衆トイレに感激し、居酒屋とかがすごくビビットに、なんだかとてもエキゾチックで美味しそうな存在として目に映る。
でもそんな新鮮な喜びも二日で、日常感に戻るんだなあ。
とはいえ、まだまだ楽しいのは、電車の中や街の中で、今若い女の子にはどんなメイク、髪型、洋服が流行っているのかを観察することは、三日目でも楽しい。
あと気づいたのは、あくまで東京が楽しいんだな、私、ということ。
女子のファッションにしても、街ではやっているものごとにしても、美味しそうな飲食店にしても、東京だから。
半年強の不在でも、変化があるから楽しんだ。
私の実家のある郊外は、それほど楽しくなくて焦りをひたすら感じることに気づいてしまった。
郊外だって、もちろん、ドンキやマツキヨ、セブンイレブン、百均、、そんな海外生活の日常であったらいいな、な喉から手が出るほど欲しいものがぞろぞろあるわけだから、それだけでもちろんうれしいんだけど。
実家でふつうの白米に納豆に無糖ヨーグルトに、、という日本の家庭の味を食べられるのもうれしいんだけど。
郊外の街は基本老人ばっかり。
超高齢化社会の現実を突きつけられて焦る。
若い子もいるけど、この子らのファッションが先端なのかどうか、かなり不明だし、あんまり素敵とかかわいいとか思わないし。
実家には、私がくつろげたり、集中できるスペースはないし。
少しでも隙を見せれば、母親のものすごくどうでもいい話を延々聞かされる羽目になるし。
そこで私は何を求めて日本に一時帰国したのか、見失わないようにしないといけないと思った。
まあ美容健康買い出し、それから美味しい日本食を食べる、が主要目的。
その辺はまあまあ果たせている。
でもって裏の目的は、「自分の現時点を見極める」ことである。
ベトナムで考える暇を奪われるくらいに、働かされていて、しかもオペレーションに近いようなやりがいのない仕事が大半で、これってどうなんだろう?という疑問だらけの毎日だが、自分で望んでいった場所でもある。
そこで改めて東京に帰って、東京と比較して、今のホーチミンライフの恵まれている点を思い返して冷静になったりして、これからどうするか策を練ろうという考えなわけであった。
そうそう、そういう意味では、あれを買わなきゃ、という物欲JAPANをやってる場合じゃなくて、それはあらかたネット通販で済ませてきているはずだから、今こそ日本で心をまっさらにしないといけない。
だけど、実家のそばにいたらこれは東京ライフではなーい。
実家、という雑味にまみれて、余計によくわからなくなってしまう。
というわけでわかったことは、寝る以外はなるべく実家をできる限り離れ、ずっと東京にいるべき、ということ。
あとは今回は日本のテレビが見られるのでそこまで文化には飢えていないけど、やっぱり東南アジアで摂取が難しくて、東京で得られるものとしては文化である。
今日は図書館にいって、文芸から投資からビジネス、女性誌までぱらぱらとめくって、こういうの重要!と思った。
東京にいた時は、ツタヤブックス×スタバが会社の近くにあったこともあり、昼休みや会社帰りに、コーヒー片手に気になる本をめくって、情報を得ることを至福としてたっけ。
今はテレビやネットでもちろん多少は情報を得られるんだけど、疲れていることもあって、ただ脳をリラックスさせるためだけに、癒し番組を見る方向になってしまい、なかなか自分を高める方向の情報にアクセスする時間は限られる。
だけど、日本にいて、図書館にいったり、ツタヤブックスいったりすると、すがすがしい気持ちで落ち着いて情報収集を楽しめるんだな。
思いっきり楽しむ時間が、気分転換になる。
バンコクやらプーケットやらを、ホーチミンから訪ねて、心の底から気分転換になって脳の疲れがとれたのは、思いっきり楽しんだからである。
まあ、それを目的に行ってて、その目的を思いっきり果たせていたということだけど。
今回、気分転換もまあ目的なんだけど、、、だけど一番大切なのは、人生を前に進めることだ。
今の時間は日本に滞在しているっていうだけじゃなくて、ホーチミンでの勤務時間、忙殺から逃れられてる貴重な自由時間という側面が大きいんだから。
しかし日本に帰ってくると結局また考えるのは「金」である。
いま恵まれているのは「金」である。
ホーチミン生活では、家賃光熱費は会社持ちで、食費は激安、ケータイ料金も激安。家のインターネットはただ。
日本での生活費を考えたら、そのぶん浮くわけである。
だけどさ、人生「金」じゃないよね。
たったそれだけのはした金のために、自分のweekdayを売り渡して、魂売り渡して、生きてる意味ある?
と思えてしまうくらいって、もう心決まってるんだよね。
ただ12月末にボーナス出るから、12月末まで我慢するか、とも思うけど、それまであと2か月あるからな。
あと1か月だったら耐えられるけど、、と思ったけど、忙殺されてるんだから、2か月なんてあっという間っちゃあっという間だろう。
でもね、そのぶん私は年をとる。
いや、そのweekdayだって、工夫すれば能動的に何か得られることもあるんじゃないの?
そうかもしれないけど、、、かなり無理やりかな。
まあ上司に相談してみよう。
確かに東京の満員電車はいやである。
それだって人間的な時間ではなくて、魂を売り渡す時間に等しく感じるかもしれない。
それでもそれは回避できるしね、都心に住めば。
というわけで、今、日本に帰国して数日、、今のところはまだ、ホーチミンライフをまぶしくは感じない。
もちろん、実家ライフかホーチミンライフかを選べと言われたら迷わずホーチミンライフだけど。
東京シングルライフかホーチミンライフかといったら、、、。うん。。
ホーチミンライフはいいんだけど、平日の、ドナドナのような、車に詰め込まれて連れていかれて、また帰ってくるまでの自由が相当に制限され、帰ってきたら疲れ果てている、というアレがいやなのよね。
平日の、仕事以外になんもない感じが。
そしてその仕事に対して、やりがいを見いだせず、ひたすら自分の時間を切り売りしてる感じがね。
なんとかしよう!
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